
オンラインゲームでの英語ボイスチャットは、多くの日本人プレイヤーにとって大きな壁となっています。「英語が聞き取れない」「何を言えばいいかわからない」「間違えるのが怖い」など、様々な不安から、せっかくのコミュニケーション機会を逃してしまうことも少なくありません。
しかし、ゲームボイスチャット英語は、実は英語学習の宝庫です。リアルタイムで生きた英語に触れ、実践的なコミュニケーション能力を鍛えることができます。
本記事では、オンラインゲームのボイスチャットで使える基本的な英語表現と、初心者でも安心して始められるステップアップ法をご紹介します。この記事を読めば、あなたも世界中のプレイヤーと英語で交流する自信がつくはずです。
ゲームボイスチャットが英語学習に最適な4つの理由
1. 実践的なコミュニケーションの場
教室での英語学習と違い、ゲーム内では実際のコミュニケーションが求められます。「敵がいる」「助けが必要」など、状況に応じた英語表現をリアルタイムで使うことで、実践的な英語力が身につきます。
2. 失敗しても大きな問題にならない
ゲーム内では英語を間違えても、現実世界のように大きな問題にはなりません。この心理的安全性が、英語学習において非常に重要です。EduGamesの調査によると、ゲームボイスチャット英語を取り入れた学習者の89%が「英語を話すことへの抵抗感が減った」と回答しています。
3. 繰り返し使う表現が多い
ゲーム内では同じような状況が何度も発生するため、特定の英語表現を繰り返し使う機会があります。この反復が英語の定着に非常に効果的です。
4. モチベーションが持続する
好きなゲームを通じて英語を学ぶことで、学習へのモチベーションが自然と高まります。「もっと上手くコミュニケーションを取りたい」「海外のプレイヤーと仲良くなりたい」という気持ちが、英語学習の強い動機付けになります。
【基本編】ボイスチャットで使える基本英語フレーズ20選
自己紹介と挨拶
- “Hey everyone, I’m [your name].”(みなさん、こんにちは。私は[あなたの名前]です)
- 使用例:ゲーム開始時のチーム挨拶に。
- “I’m from Japan.”(日本から来ました)
- 使用例:自己紹介の一部として。
- “Nice to meet you all.”(みなさん、よろしく)
- 使用例:初めて一緒にプレイする人たちへの挨拶に。
- “This is my first time using voice chat in English.”(英語でボイスチャットを使うのは初めてです)
- 使用例:初めてボイスチャットを使う時に伝えておくと理解してもらいやすい。
コミュニケーションの基本
- “I can hear you.” / “I can’t hear you.”(聞こえます / 聞こえません)
- 使用例:音声の確認時に。
- “Could you speak more slowly, please?”(もう少しゆっくり話してもらえますか?)
- 使用例:相手の英語が速すぎる時に。
- “Sorry, I didn’t catch that.”(すみません、聞き取れませんでした)
- 使用例:相手の言葉が聞き取れなかった時に。
- “What does [word] mean?”([単語]はどういう意味ですか?)
- 使用例:知らない単語が出てきた時に。
ゲームプレイの基本表現
- “I’m ready.” / “I’m not ready yet.”(準備できました / まだ準備できていません)
- 使用例:ゲーム開始前の確認時に。
- “Let’s go!” / “Let’s start!”(行きましょう! / 始めましょう!)
- 使用例:ゲームを開始する時に。
- “Good job!” / “Nice work!”(よくやった! / ナイスワーク!)
- 使用例:チームメイトの良いプレイを褒める時に。
- “Thanks for your help.”(助けてくれてありがとう)
- 使用例:サポートしてもらった後のお礼に。
状況報告と指示
- “Enemy spotted!” / “I see enemies.”(敵を発見! / 敵が見えます)
- 使用例:敵を見つけた時の基本的な報告として。
- “I need help!” / “Help me, please!”(助けが必要です! / 助けてください!)
- 使用例:危険な状況で援護を求める時に。
- “I’m low on health/ammo.”(体力/弾薬が少ないです)
- 使用例:自分の状況を伝える時に。
- “Let’s regroup.” / “Let’s meet up.”(再集合しましょう / 合流しましょう)
- 使用例:チームが散らばった時に。
ゲーム終了時の表現
- “Good game!” / “GG!”(いい試合でした! / GG!)
- 使用例:ゲーム終了時に使うスポーツマンシップを示すフレーズ。
- “That was fun!”(楽しかったです!)
- 使用例:ゲーム終了後の感想として。
- “Would you like to play another round?”(もう1ラウンドプレイしませんか?)
- 使用例:続けてプレイしたい時の誘い文句として。
- “I have to go now. See you next time!”(もう行かなければなりません。また今度!)
- 使用例:ゲームを終了する時に。
【ゲーム別】ボイスチャットで使える特有の表現
FPSゲーム(Valorant、Apex Legends、Call of Dutyなど)
FPSゲームでは、素早い情報共有が勝敗を分けます。簡潔で明確な表現が重要です。
- “He’s one shot!”(あと一発で倒せる!)
- 使用例:敵に大ダメージを与えた時に。
- “Pushing left/right.”(左/右から攻めます)
- 使用例:攻撃方向を伝える時に。
- “I’m flanking.”(側面から回り込みます)
- 使用例:敵の横や後ろから攻撃する時に。
- “Covering you.”(カバーします)
- 使用例:チームメイトの行動をサポートする時に。
- “Reloading.”(リロード中)
- 使用例:弾を補充している間、一時的に戦闘不能なことを伝える時に。
MOBA(League of Legends、Dota 2など)
MOBAゲームでは、チーム戦略や目標に関する表現が多く使われます。
- “I’ll take top/mid/bot lane.”(トップ/ミドル/ボットレーンを担当します)
- 使用例:担当ポジションを伝える時に。
- “Let’s take the objective.”(目標を取りましょう)
- 使用例:ドラゴンやバロンなどの重要目標を狙う時に。
- “Enemy missing.”(敵が見当たりません)
- 使用例:自分のレーンから敵が消えた時に警告として。
- “I’m ganking.”(ガンクします)
- 使用例:他のレーンに行って奇襲攻撃をする時に。
- “Focus the carry.”(キャリーを集中攻撃しましょう)
- 使用例:敵の中で最も強力なキャラクターを優先して倒すよう指示する時に。
MMO(Final Fantasy XIV、World of Warcraftなど)
MMOでは、長期的な協力プレイが中心となるため、より丁寧なコミュニケーションが求められます。
- “I’m the tank/healer/DPS.”(私はタンク/ヒーラー/DPSです)
- 使用例:自分の役割を伝える時に。
- “Ready for the boss fight?”(ボス戦の準備はできていますか?)
- 使用例:難関ボス戦前の確認として。
- “Need a buff, please.”(バフをお願いします)
- 使用例:能力強化魔法などを求める時に。
- “Adds spawning!”(雑魚敵が湧きました!)
- 使用例:ボス戦中に追加で敵が出現した時に。
- “Let’s discuss the strategy.”(戦略を話し合いましょう)
- 使用例:難しいダンジョンやレイドに挑む前に。
【実践編】ボイスチャットデビューのための5ステップ
ステップ1:まずはリスニングから始める
最初からボイスチャットで話すのは緊張するという方は、まずはマイクをミュートにして他のプレイヤーの会話を聞くところから始めましょう。よく使われるフレーズや言い回しに慣れることが大切です。
ステップ2:テキストチャットで練習する
ボイスチャットの前に、テキストチャットで英語コミュニケーションに慣れるのもおすすめです。テキストなら時間をかけて考えることができるので、より安心して英語を使えます。
ステップ3:基本フレーズを準備しておく
この記事で紹介したような基本フレーズをメモしておき、いつでも見られるようにしておきましょう。最初は「Hello」「Thank you」「Good job」など、シンプルな表現から始めるのがコツです。
ステップ4:フレンドリーなコミュニティから始める
いきなり見知らぬ人とプレイするのではなく、初心者に優しいコミュニティやサーバーを探しましょう。「English learners welcome(英語学習者歓迎)」などと記載されているサーバーもあります。
ステップ5:失敗を恐れずに挑戦する
完璧な英語を話す必要はありません。多少の間違いがあっても、ゲームを楽しむ気持ちがあれば、多くのプレイヤーは温かく迎えてくれます。失敗から学び、少しずつ自信をつけていきましょう。
【上達編】ゲームボイスチャット英語を上達させる3つのコツ
コツ1:ゲーム用語を覚える
各ゲームには特有の用語やスラングがあります。例えば「AFK(Away From Keyboard:一時離席)」「OP(Overpowered:強すぎる)」など、ゲーム内でよく使われる略語や表現を覚えておくと、コミュニケーションがスムーズになります。
コツ2:海外のストリーマーやYouTuberを視聴する
人気ゲーマーの実況を視聴することで、ゲーム中によく使われる表現や言い回しを学ぶことができます。最初は字幕付きの動画から始めて、徐々に字幕なしの動画にチャレンジしてみましょう。
コツ3:定期的に練習する
週に数回、決まった時間にボイスチャットを使ってプレイする習慣をつけましょう。継続的な練習が、英語力向上の鍵です。最初は5分、10分と短い時間から始めて、徐々に長くしていくのがおすすめです。
EduGamesのゲームボイスチャット英語レッスンについて
より効果的にゲームボイスチャット英語を学びたい方には、EduGamesの「スピーキングが苦手な子向けゲーム英会話教室」がおすすめです。経験豊富な講師が、ゲームプレイを通じて楽しく英語を教えます。
レッスンでは、この記事で紹介したフレーズはもちろん、発音のコツや聞き取りのポイントなども学べます。また、安全な環境で海外プレイヤーとの交流体験もサポートしています。
受講者の声
「最初はボイスチャットで英語を話すなんて絶対無理だと思っていました。でも、EduGamesのレッスンで少しずつ自信がついて、今では海外の友達と一緒にゲームを楽しめるようになりました!」(高校1年生・男子)
「英語の授業では全然話せなかった息子が、ゲームのボイスチャットでは積極的に英語を使っていて驚きました。好きなことと結びつけることの大切さを実感しています。」(中学生の保護者)
ゲームタイトル別の学習法をもっと知りたい方へ
外部記事ですが”ゲームで学ぶ英会話!おすすめ7選(Honki English)”の記事もおすすめですので良ければ読んでみてください!!
https://honkienglish.com/howto/learn-english-with-games.html
まとめ:ゲームボイスチャット英語で世界とつながろう!
ゲームのボイスチャットは、英語学習の強力なツールです。この記事で紹介した基本フレーズとステップアップ法を活用して、楽しみながら英語力を高めていきましょう。
最初は緊張するかもしれませんが、一歩踏み出す勇気が大切です。失敗を恐れず、まずは簡単なフレーズから挑戦してみてください。世界中のプレイヤーとの交流は、あなたの英語学習に新たな次元をもたらすでしょう。
より本格的にゲームボイスチャット英語を学びたい方は、ぜひEduGamesの無料体験レッスンにお申し込みください。あなたの英語レベルや好きなゲームに合わせたカスタマイズレッスンをご提供します。
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